日本高血圧学会総会の市民公開講座「血圧を下げて元気で長生き」が11日、愛媛県松山市であった。高血圧が引き起こす脳卒中や心臓病などに詳しい医師3人が登壇。高血圧は「自分で管理できる」と強調し、生活習慣の見直しを呼び掛けた。
札幌医科大の島本和明学長は、高血圧は患者が日本で4300万人いるといわれる「最も多い生活習慣病」と紹介。すぐに症状がなくても、心筋梗塞や脳卒中、腎不全などのリスクが高まると解説した。
松山市民病院脳神経外科の角南典生部長は「血圧が高いと分かったら何らかのリアクションをとるべきだ」と訴え、早歩きとゆっくり歩きを交互に繰り返す「インターバル速歩」を勧めた。